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地上イージス配備「停止」

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おはようございます。高橋ひろしです。

昨日、河野太郎防衛相は、防衛省が検討していた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を「コストと時期にかんがみて、配備プロセスを停止する」すると記者団に発表しました。

 

イージス・アショアとは?

「イージス・アショア」とは、日米両政府が共同開発中の最新鋭迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を発射させる地上配備で、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場と山口県萩市と阿武町の陸自むつみ演習場への配備を計画していました。発射後にブースター(推進エンジン)を分離させ演習場内か海上に落下させる仕組みですが、うまく機能させるには大幅な改善が必要なことがわかり、開発費用や期間も当初予定を大幅に上回ることが見込まれ計画停止もやむを得ないと判断しました。報道されていませんが公開できる範囲ではレーダーにも問題があり、まずは新型レーダーの配備を進める予定となっています。

 

北朝鮮に対する弾道ミサイル防衛の一環

もともとは、北朝鮮に対する弾道ミサイル防衛(BMD)の一環として計画されていたもので、現在は海上自衛隊護衛艦がこの任務を行っています。現在はイージス艦「みょうこう」が担当しています(余談ですが去年12月、イージス艦として初の女性艦長が着任したことでもニュースになった艦です)。


移動ができない地上配備なので敵の標的になりやすい面はありますし、大国が超高速ミサイルを開発している現在では対応できないことも判明しています。ネットでは秋田配備だとグァムやサイパン軌道への対応ではないか?と推測する人がいましたが(悪意ある軌道計算をすると迎撃角度がおかしくなる)北海道から本土全体をカバーするものです。

 

一度決めたことを冷静に中断できた政治的な決断

来年にはイージス艦が8隻(弾道ミサイル防衛に2隻、バックアップに2隻、整備点検に最大4隻)体制になりますが、艦の場合はカバー範囲が狭くなり、常に稼働状態ではない事は地上配備に劣ってしまいます。そういった制約もあり、もちろん配備しないよりは配備したほうが国防にとってはプラスですが、常に時代や技術も進歩しますし、国全体の経済状態も変化します。一度決めたにも関わらずコストや配備地との関係を考えて事実上の撤回をした政治的な決断ができたことは大きいと思います。 

 

日本は電磁パルス技術を高めている

では、日本の国防はどうなるのか? 公開情報でも報道されてない技術はたくさんあります。例えば陸上装備研究所(神奈川県)では電磁パルス技術が開発されています。通常は高度40~400kmで核爆発をさせてターゲットの電子回路を破壊するEMP兵器と呼ばれるものですが、日本では核を使わない装置が開発されています。

現代の兵器は電子機材に頼る部分が大きく、日本が電子回路を局地的に破壊できる装備を持ったら、核に匹敵する防衛能力を持ちます。国防を強化するということは、国の平和と安全を守ることに繋がります。 

 

憲法9条問題

日本は憲法9条で「国権の発動たる戦争」を放棄していますが、戦争を仕掛けてくる相手国はそうではありません。戦争を仕掛けられない仕組みづくりは平和のために必要です。憲法9条2項では「戦力不保持」を掲げていますが、自衛隊は戦力ではなく国際法で認めている自衛権のための必要最小限度の実力組織としています。 納得する人もいれば納得しない人もいるでしょう。 

日本の自衛隊は日本国民を守るために国内だけでなく海外へも出ています。しかしそのときに戦力となってはいけないため、日本国民が攻撃されても相手に攻撃することができません。認められているのは自分の自衛のためのやむを得ない攻撃だけです。そこで自ら攻撃される対象になって国民を守る、という事が多々発生しています。 こういった話はなかなか報道されませんし、国会でも攻撃が正当なのか?ばかりが議論になります。

 

自分の意見を考えておく

平和を守るために国防を強化しないといけない。これは現実です。そのために私達国民はどうしたらいいのか。憲法や法律をどうすればいいのか。こうしたニュースが入ったとき、少しでもいいので自分の意見を考えてみましょう。 

 

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高橋 ひろし https://deepcoresystem7.com/lp/