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極超音速ミサイルの詳細とプロパガンダ

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おはようございます。高橋ひろしです。

 

トランプ米大統領は15日のホワイトハウスでの会議で、既存兵器の17倍速いと主張する極超音速ミサイルを開発中だと語ったことが判明しました。国防総省はトランプ氏の発言について詳細な説明を控えていますが、少なくとも公式に「広範な極超音速ミサイルの開発に取り組んでいる」としています。極超音速ミサイルは音速の5倍以上(マッハ5以上)で飛行するミサイルを言います。

 

中国もロシアも実戦配備と発表している

中国もマッハ5.6のミサイル「DF-17」を配備していますし、去年12月にはロシアが最新兵器の極超音速弾頭「アバンガールド」を搭載したミサイルが実戦配備されています。この最高速度はマッハ20にも達し、アメリカ本土を狙えます。

 

極超音速ミサイルの2つの仕組み

極超音速ミサイルには2種類あり、一般的なものは極超音速滑空体(HGV:Hypersonic glide vehicle)と言いロケットなどから発射され標的に向かって滑空していく方式です。もう1つは極超音速巡航ミサイル(HCM:Hypersonic cruise missile)と言い自分のエンジンで進んでいくものです。一般的に、極超音速滑空体(HGV)のことを極超音速ミサイルを言いますので、ここではHGVを極超音速ミサイルとして表記します。

極超音速ミサイルは、まずロケットで打ち上げられます。ロケットはマッハ23以上の能力を持っていますので(マッハ23=宇宙第一速度がないと宇宙へ行けない)、速度そのものはそれほど驚くものではありません。驚異はロケットから離れたあとです。速度を保ったまま低空で自由に軌道を変えながら標的に向かうのです。(ただし、私の推測だと切り離したとはマッハ4以下まで落とさないとGPSコントロールが難しいので最終レ的にはマッハ4以下まで落とすと思われます)

 

防衛する側の驚異

高速、低空、軌道の変化があるとなると、防衛側は非常に大変です。地球は丸いので低空だと近くに来るまで地上レーダーに写りません。例えばレーダーよりたった10m上を飛行されると、なんと11kmに近づくまで写りません。さらにレーダーで捉えてもそのミサイルの軌道が確定しずらいので、どこが標的なのか、どこで撃墜するのかの判断が非常に難しくなります。 参考までに山口県のむつみ演習場に設置予定のイージス・アショア(標高496m)だと、高度45kmで飛行されれば約960kmまで反応するので、ミサイルの高度があれば朝鮮半島をカバーできます。

 

世界の軍事力は競争して保有することに意味がある

世界の軍事力競争はここまできています。そして残念ながらお互いに開発することこそ軍事力のバランスが取れて平和になっている側面も大きいです。 日本は今回の新型ウィルス問題で海外からの人的渡航のリスクを多くの人が認識しましたが、軍理力の驚異に関してはまだまだ無関心です。 


もっとも軍事力は保有していることに意味があり、行使するものではありません。そのため、軍事情報を何もかも極秘にした時代は終わり、積極的に軍事力を開示していく時代です。そのため、各国は真実と誇大宣伝を取り混ぜてプロパガンダをうちます。行使されてみないと実際の能力はわからないからです。 相手の発表だけに騙されることなく、でも最大値に対応できるだけのリスク対策をしておくことが大事です。

 

日本が攻撃された時のリスクを考える

大事なことは、日本側から攻撃しなくても日本へ攻撃してくる可能性があること。その時に、日本はどうするのか? こういったシュミレーションを国民一人ひとりが考えて、自分ができることと国がすべきことを明確にし、一人ひとりの考えておくのです。  自分ができることは、家族を物理的に経済的にも継続的に守ること。 そして国がすべきことは声を上げたり次の選挙で反映させていくのです。 国民に知識がつけばつくほど、日本が平和になっていきます。

 

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高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm