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南シナ海でフィリピンが恒久施設建設

 


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おはようございます。高橋ひろしです。

 

領有権問題で揉めている南シナ海で、フィリピンが恒久施設の建設をはじめました。9日には、漁船等が停泊できる埠頭建設建設の完工式にフィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防相が出席し、マスコミ取材も入れ、アメリカABCテレビや日本のNHKなどでもその様子は報じらました。

 

南シナ海とは?

南シナ海は、海南島という比較的大きな島のほかは小さな島がある海域で、ベトナムとフィリピンの間にあります。日本が第2次世界大戦後に領有権を放棄した場所ですが、昔から重要なシーレーン(海上交通路/海のルート)であり、1970年代に海底油田の発見などで中国やフィリピン、ベトナム、マレーシアなどが自国の領海と主張しています。

 

中国の一方的な境界線

中国は南シナ海をほぼ囲むように設定する独自の境界線「九段線」を設定し、人工島までも建設してきました。オランダ・ハーグの仲裁裁判所は「九段線」は「歴史的権利を主張する法的根拠はない」とし、人工島による排他的経済水域(EEZ)は生じないと判断しましたが、中国は「仲裁裁判に管轄権はなく無効で拘束力はなく、中国は受け入れず認めない」と拒否しています。また、新型コロナウイルスへの対応に各国が追われる今年4月にも南シナ海を中国の行政区の「西沙区」と「南沙区」とし、南シナ海の実効支配を強めています。

 

フィリピンの恒久施設

中国が着々と行動をする中、フィリピン側も恒久施設の建設に乗り出しました。フィリピンは今日12日が独立記念日であり、完成式典も予定されています。建設を始めた島は、、中国が同海域内で一方的に建設を進めた人工島の近海ですが、ミサイル配備や大砲設置、またその他重武器の導入は全く考えていないと名言していることから、中国側も同島駐留のフィリピン国軍に攻撃を仕掛けてくることはないとしています。

 

今回マスコミも含めて行われた島は、既に200人程の漁民とフィリピン海軍兵士らが居住しています。今後約34億円かけて兵舎・市民住居・学校・発電所・放送局等の恒久施設の建設を含めた総合開発計画をしています。

 

緊張が溶けたように見えて政治的な駆け引きが続く

ここまで見ると、中国とフィリピンの緊張が少し溶けたように見えますが、フィリピン政権は、アメリカとの同盟関係に関わる協定の破棄を今月に入り急きょ見直したり、中国寄りだった外交姿勢を変えつつあります。そしてこの完工式が行われた9日は西フィリピン海内のリード堆周辺で、フィリピン漁船が中国船によって沈められた事件発生から丁度一年目に当たる日です。 こうした状況を見るだけでも、政治的な駆け引きが行われています。

 

南シナ海が不安定になれば日本も窮地に

南シナ海というと、日本から遠く離れた場所でニュースで見るぐらいという人も多いでしょう。しかし、日本の一般のニュースでも報じるぐらい日本にも影響がある問題です。日本は多くのエネルギー資源を海外に依存しており、南シナ海を通って石油などを輸入しています。この海域が不安定になれば日本もたちまち窮地に追い込まれます。 各国はこうした駆け引きを実際の行動によって他国に主張しています。 日本政府も他国に見えるような行動を起こすように私達日本国民は注視していかななければいけません。

 

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高橋 ひろし https://deepcoresystem7.com/lp/