儲かる情報

飛び交う情報の扱い方

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おはようございます。高橋ひろしです。


ここ数日、北朝鮮の金正恩委員長の体調問題に世界中が振り回されています。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」によると23日に金委員長が乗っていたとされる特別列車が確認されていると発表していますし、 韓国の中央日報は「正常な活動をしている」との見方を報じていますが、昨夜、韓国YTNテレビなどでは金委員長が死亡という情報が流れました(その後、各社で関連WEB記事をすぐに削除)。

北朝鮮の国営ラジオは昨日の時点で、精力的に公務を行っている様子を伝えていますが日付は特定していませんので、現在の話なのかどうかさえ確認できません。

香港衛星テレビ(HKSTV)によれば、「非常に強固な」情報源から中国の人民解放軍301病院から50名を超える医師団を出して治療に当たるも死亡したと報道しました。反面、ロイター通信は韓国消息筋から金委員長は生きており、近く姿を現す可能性が高いと報道しています。


ここまで情報が多いと、もはやどれもが推測に見えてきます。

 

 

日本人が知らない日本発の情報も多々ある

さて、もう1つ。こんな情報があります。

今月初めに心臓手術を受けた後、「植物状態」に入ったと報道している国のメディアがあります。その国は、なんと日本です。 日本国内では日本が得ている情報として報道していないのに、海外に向けては「日本の情報」として発信しているのです。

実はこうした事は珍しくない程度に発生しており、日本国民は知らないのに日本国民以外が「日本の情報として知っている」という事があります。 海外メディアをチェックしていると、日本で報道されていることとまったく真逆の情報を「日本のメディアによると・・・/日本の関係者によると・・・」という言葉で発信されている場面に出くわします。

 

どちらが正しいのか考えてしまうクセを見直そう

たまに海外在住の日本人がツイッターなどで現地では日本発の情報としているのに日本で知られていない情報を発信しますが、日本人の多くが否定するので、どちらが正しい情報なのか判断できなくなります。 多くの人は「どちらが正しい情報なのか」を選択したがり、その選択は「みんながそう言うから」「私がそう思いたいから」で決まってしまう傾向があります。

 

 

わからないという視点を持つ必要性

特に進行中の情報は、裏付けを持った事実が公開されない限り、どれが正しい情報なのかはわからないものです。こういった場合、「どれが正しいのか」ではなく、「様々な情報があって正確なことはわからない」という視点を持つことが大事です。 その上で、自分にとって都合の悪い情報を最大のリスクとして考えて行動することが大事です。

 

ネットが発達しても、大手メディアが報じたことは正しいという前提で話をする人も多くいます。そして自分の意見にとって都合の良いメディアを確かな情報源だと信じて使ってしまいがちです。 情報を見るときは、その逆の情報は流れていないか、本当は確認のできていない情報ではないのか、そういった視点を持って自分で考えてみるクセをつけましょう。


 

高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm