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スーパー入店制限の本質を知る

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おはようございます。高橋ひろしです。

昨日、東京都の小池百合子知事が、新型コロナウイルス特措法の緊急事態宣言に伴う外出自粛要請後の密集が懸念されているスーパーに関し、入店人数の絞り込みなどの対応を早急に取る方向で検討しているとしました。具体的には入店人数の制限や外で待っているときの間を検討しているとのことです。


感染症対策の基礎が抜けている

すでに対面レジ前にアクリルやビニールカーテンを設置し、お金は手渡ししない、従業員はマスクをして声を出さない、など様々な対策をしているスーパーも数多く見受けられます。

入店人数制限は海外でも実施されていますが、日本では肝心なことが伝わってきていません。それは人ではなく「モノ」との接触を最小限にしているという事です。これは感染症対策としては基礎的なことです。

日本のスーパーを見ていると、そもそもカゴは消毒しないで使いまわしています。 商品を手にとっては棚に戻したりしています。 わざわざエコバックを持ってくる人も多くいます。 海外の入店規制の本質は、不特定多数の人がさわるモノの接触を防ぐ事にあるにも関わらず、これが報道されていないために「人数さえ制限すればいいだろう」と思ってしまいがちです。


身近でできる対応は手袋の利用

今の私達にスーパーでの感染症対策としてできることは、手袋の利用です。 使い捨てがベストですが、通常の手袋を使用して家の玄関前で手袋をとってすぐに消毒もしくは洗濯をする。 それでも不安な人は、一番上の洋服は玄関で脱ぎすぐに洋服を洗濯機に入れてシャワーを浴びる。 そしてエコバックではなく、使い捨てレジ袋を利用し、できるだけ一人で買い出しに行くことです。 

 


行動を変化させない人と高齢者でも行動を変化させる人

従業員から聞かれるのが、お札を出すときに手につばをつけて数えるお客が多くて不安を感じるという声。現金というのはかなり不特定多数の人がさわるものです。 できれば従業員としてはお金をさわりたくないでしょう。 私の自宅のスーパーではこの意識が高まったためか、高齢者がクレジットカードを戸惑いながらも使い始めているシーンをよく見るようになりました。 クレジットカードをどこに刺すのかわからない、暗証番号って何だ?という会話も見受けられます。今まで現金しか使ってこなかった高齢者が、この新型コロナウィルス問題を機会に新しい支払い方法に挑戦している姿は非常に素晴らしいことだと感じます。


反面、「マスクさえすれば対策済」と思っているお店などもまだまだあります。「いらっしゃいませ~」「XXが焼き立てです!」と大きな声で言うことはやめていません。 感染症対策の基本的な知識がないので、言われたことさえやっていれば良いだろう、としているのでしょう。 何かをするには、必ずその本質を考えた行動をしましょう。

 

 

公園にも応用できる知識

お子様がいるご家庭ではお子様と公園にも行きたくなるでしょう。この知識があれば、公園で散歩をしたり走り回ることが問題なのではなく、不特定多数の人が触っている遊戯に触ることがリスクがあるとわかるはずです。 そして、現実的には公園に出てお子様が遊具に触れないことは難しいですが、直接手でさわるおやつはもっていかない、すぐに手を拭く、家に帰ったら念入りに手を洗う、着替える、などの対策もおのずとわかってきます。 


自分なりに本質を考えよう

ここから先は私の意見ですが、いまは家庭でもお店でも、そこから一人でも陽性反応が出ると、魔女狩りのようにその場所やその人を集団で攻め立てる風潮を感じます。 誰しもが好き好んで新型コロナウィルスにかかっているわけではありませんが、そもそもスーパーを見てもかごの使い回しなどをしている時点で、ほとんどの日本国民の意識や知識が足りないと思いざるを得ません。 私にも不十分な知識があるでしょう。 だからこそ、少しでも正しいと思える知識を得て自分なりに考えて、対策して行動する事が大事です。

 

高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm