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返品されたマスクが売っている日本

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おはようございます。高橋ひろしです。

緊急事態宣言が延長されていますが、週末となった昨日土曜日は各所で人の賑わいがそこそこ戻ってきています。それに伴い、開店をしたお店もそれなりに出ています。

今月になり、大手ドラッグストアや大手スーパー以外でマスクを販売しているお店が増えました。東京都内では大久保や上野などではかなり大量に販売されていますし、インターネット通販でも買えるお店が増えました。

 

中国のマスク外交

マスクの生産は世界的に中国が圧倒的で、1日に1億枚の生産能力があるとされていますし、平常時の日本も8割は中国を主とした輸入に頼っている商品です(※日本メーカーの中国工場生産品は除く)。

今回の世界的なマスク不足で、中国は政府として「マスク外交」をしました。2月から主にヨーロッパを相手にマスクなどの医療品を無償で渡したのです。ところが、中国国内でこの需要を見込んだ無理やりで急ごしらえの会社が多数出てきました。その数、なんと8950社。マスク製造のノウハウもない会社がつくったものが多数混じっていました。

 

ヨーロッパで返品されたマスクが日本へ

そのため、無償提供されたマスクはかなりの数が返品されています。その返品されたマスクがどうなっているのかといえば、、、 日本に流れ込んでいるのです。

中には返品されたマスクを韓国や台湾に戻し、「MADE IN TAIWAN」や「MADE IN KOREA」として出荷しているものものあります。その結果、マスクが日本の店頭に大量に並ぶ事態になっています。中国の会社にとっては、中国政府からもお金をもらえた上に、返品された商品が日本へ高値で売れるのでウハウハでしょう。

 

手っ取り早く稼ぐ違法で粗悪な医療用品

一般用マスクなら粗悪品でも大きな健康被害は出にくいでしょう。しかし、同じ手口で医療用防護用品、医療用マスク、効果が認められない消毒剤、そして医療器具そのものまで同じような事が行われています。これはまさに命に直結することです。 中国政府も4月からようやく動き出して、税関で確認及び没収が行われるよになりました(一般用マスクも4月25日から適用)。

それでも、まだまだ世界へ向けて「手っ取り早く稼ぐ違法で粗悪な医療用品」(中国関税当局者の表現)が出回っており、アメリカは5月7日に医療用高性能N95マスクは中国企業14社に限定(今までは約80社)すると発表。このマスクの次の行き先ターゲットとなるのは・・・。

 

日本製でも高性能N95マスクと勘違いさせる商品が流通

残念ながら日本製でも「医療用高性能N95マスク」という言葉を使った消費者を勘違いさせる商品がかなり流通しています。N95対応の不織布フィルターやN95同等、機能搭載などの言葉です。 私は医療現場も取材したことがありますが、私のような一般人がN95マスクを装着するとあまりの息苦しさに20分が限界でしょう。それほどのフィルターなのです。そのような医療用高性能N95マスクが市場に一般流通されているのはかなり不自然です。 N95マスクがどのようなもののか知っていれば、簡単に判断できるでしょうし、N95ではなく「N95対応の不織布フィルターを使ったマスク」として考えて使う選択肢もとれます。

 

情報を持って自分で判断し行動する

中国製でも日本製でも、きちんとした商品を適正価格で出しているところも多くあります。しかし、時には今回紹介した「手っ取り早く稼ぐ違法で粗悪な商品」を手にしまうこともあるかもしれません。 今回は主に一般用マスクでしょうから大きな被害は無いでしょうが、国民一人ひとりがその知識を持てば、ヨーロッパのように粗悪品はきちんと返品する対応もとれるはずです。  

残念ながら現状では日本は粗悪品を押し付けられても販売してしまう国と認識されています。命に直結する問題で同様のことが起こったら、きちんと判断できる知識がないといけません。 情報を持って自分で判断し行動する力。 それが求められます。

 

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高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm