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新型コロナウイルス予算の源「赤字国債」とは?

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おはようございます。高橋ひろしです。

 

昨日から新型コロナウイルスの影響で売り上げが減った中小企業向け「持続化給付金」の振り込みが始まっています。国は個人法人合わせて130万件の申請を予測し2兆3000億円の予算をあてており、その他に全国民への10万円給付用に予算約13兆円など、合計25兆6914億円の補正予算が組まれています。

これらは、すべて「赤字国債」で賄われますが、「赤字国債」とは何でしょうか?

 

国債を発行するときのルール

政府が「国債」を発行すると、一般の銀行が国債を買取り、一般の銀行は日本銀行へ売って日本銀行からお金が払われます。日本銀行が直接政府から買うと、いくらでも買えることになり歯止めがきかなく急激なインフレが発生した歴史(戦時国債など)があって禁止されており、市場(一般の銀行)に買い取ってもらうことになっています。

「国債」の発行にはルールがあります。それは未来への投資である公共事業などのみに使用できるのです。いずれ税金で返済しないといけないお金ですから、先行投資である公共事業などにしか使えません。これを「建設国債」と言いますが、「国債」といえば通常は建設国債をしめします。

 

赤字国債には特例法が必要

ただし、どうしても緊急で一時的なお金が必要な場合、特例法を制定して「特別国債」を発行します。これは先行投資でもなく赤字を埋めるためだけに発行されるものですので、一般的に「赤字国債」などと言われて区別されます。

 

増税を目的とした日本だけの例外的な国債

例外的に「復興債」があり、2011年の東日本大震災の復興のために特別につくられた国債があります。合計約14.3兆円で、25年間所得税に2.1%上乗せしたりして財源を確保している例外的なものです。ちなみに、復興を目的とするときに増税しているのは世界広しといえども日本だけです。それを実現するために、わざわざ例外的な国債をつくったのです。

 

1114兆円の赤字国債でもまだ発行できる理由

今回の合計25兆6914億円は「赤字国債」です。赤字国債の合計は昨日発表された2019年度末時点で1114兆5400億円です。よく言われるのが、国民1人当たりに換算すると約885万円の借金を抱えているという状態ですが、国民が借金をしているのではなく、国が国民に借金をしているので、国民が国に約885万円を貸しているが正確です。ただし国のお金は国民により成り立っています。

そして国債は一般の銀行が買っています。一般の銀行には国民の1800兆円もの預金があります。 日本の赤字国債は日本円のみの発行なので、理論的には1800兆円まで問題ありませんし、この金額までは自国通貨の発行と同じような話でもあります。されにいざとなれば財産税などの名目で強制的に徴収もできます。

 

問題があるのかないのかはわからないから対策を

この問題は、様々な人が様々な理論で問題がない、もしくは問題があると論じていますが、結果がどうなるのかはわかりません。 ただし、どの理論でも共通して言える事は、景気が悪化しつづけるといずれ破綻することです。政府が景気対策を採る必要が出てきて財政赤字が拡大し、国民も貯蓄を切り崩し始めるシナリオです。


「赤字国債」は、私達の日本の預金を担保にして発行され続けています。 スムーズなシナリオは景気が良くなり税収が良くなり、緩やかなインフレが発生することです。日本の景気がどうなっていくのかは誰もわかりません。万が一の時はどうするのか、自分の資産をどう守って、日本を再建させていくのか。国民一人ひとりが経済の知識を持って行動してきましょう。

 


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高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm