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飛行機での輸送量が多少回復

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おはようございます。高橋ひろしです。


世界的に民間旅客機の運行が激減しています。民間旅客機は、人を運ぶだけではなく、国や地域間の荷物も輸送していため、世界中の輸送量も減っています。自社で飛行機を運行している世界的な大手配達UPSやDHLなどはほとんどの地域でサービスを継続していますが、自社便を持っていない多くの配達業者は民間旅客機を含めた航空貨物便に頼っています。全日空などでも、3月は86便、4月は297便(予定)の貨物専用機の運行をしていますが、それでもまだまだ輸送量が足りていません。

 

民間旅客機でも荷物を運んでいる

民間旅客機は、人が乗るように設計され、人が乗る基準で運行の許可が各国からおりています。そのため、乗客がいなくても座席に荷物を乗せることは通常できません。 しかし、乗客がいなくても、航空貨物を運ぶために運行を継続している便も多くあります。 日本では特に中国からの航空貨物が多く、毎日数多くの民間旅客機が中国各地と日本を結んでいます。

 

座席に荷物を置くことが許可された

先週アメリカと中国が、座席に荷物を置く運用を許可しました。これで中国=アメリカ便は、民間旅客機でも約1.4倍の輸送量を確保しました。

日本政府も22日から順次座席に荷物を置く運用を許可しはじめました。最初に許可をされたのは、全日本(ANA)の上海=羽田便(乗客0名)。今後も許可便をふやしていくため、輸送量は徐々に回復していくと思われます。


日本航空(JAL)は来週に許可がおりる見込みですが、現在でも法律の範囲内で輸送量を増やしています。それは、客席上の手荷物入れの利用です。ここはもともと荷物を入れるスペースですので、荷物を入れることに問題はありません。荷物の出し入れはグループ会社であるJALカーゴサービスが人海戦術で行っています。


航空貨物は通常コンテナに入れて運ぶためコンテナにさえ入れてしまえば、あとは機材を使ってスムーズに運搬できますが、客席上の手荷物入れや座席に荷物を置くのは人海戦術。人海戦術を駆使してまで、マスクなど医療物資などを運んでくれています。

 

ゴールデンウィークの稼働状況

まもなく日本はゴールデンウィークですが、国際線は例年の10%も飛ばず、予約数は97%減って約1万5千人。 それでも、この人数が旅行に行くのか!と思う人もいるかも知れませんが、予約をピークを見ると、日本発が5月2日、日本着が4月30日。 どういった理由で予約をしているのかはわかりませんが、このピークを見ると旅行に行くのではない人たちの移動がメインではないのかと想像できます。

この実際の人数などもゴールデンウィークに報道されると思いますが、決して旅行に行った人ばかりではないこともデータから推測できるようにしておきたいですね。

 

高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm