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フィンテック企業で初の大型破綻

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おはようございます。高橋ひろしです。

一昨日、ドイツを代表する決済サービス事業者で世界中で使われているワイヤーカードが破産手続きに入りました。フィンテック企業で初の大型破綻となり、多くの企業に被害が発生する見込みです(フィンテック=情報技術(IT)を活用した金融サービス)。

 

日本で言えば「○○ペイ」

ワイヤーカードというのは、日本で言えば「○○ペイ」のようなものに近く、オンラインと店頭での決済サービスです。 去年4月にはソフトバンクグループが転換社債を約1100億円の取得合意をしました。結果的には自己資金は投入せず、社員やアブダビ首長国の政府系ファンド(ムバダラ)が資金を拠出し、仕組債を使って売却、取引終了時(去年9月)には約77億円の利益を手にしています。 同時にソフトバンクグループは韓国と日本でもサービスを提供する事を計画していましたが、この取引で当時のワイヤーカード最高経営責任者でマークス・ブラウン氏が不快感を表し、特別監察を強く求めたことから、今回の不正が発覚しました。そしてマークス・ブラウン氏は詐欺容疑で逮捕されるなど、事件全体が複雑な構造になっています。

 

複雑な取引をして利益を得たソフトバンクグループ

複雑なため、「ソフトバンクグループも出資」のような報道が多いのですが、多少複雑な取引をして利益をかっされっていた、というのが近いでしょう。こうした取引を行き過ぎた資本主義だと感じる人も少なくないかもしれません。

 

19億ユーロが行方不明

ワイヤーカードはこれまでフィリピンの大手2行の信託口座にあるとされてきた19億ユーロ(約2280億円)が実際には存在していない可能性が高いと発表し、決算発表を4回延期する異常な事態になっていました。とても簡単に言えば、19億ユーロが行方不明です。

ワイヤーカードは決済サービスを利用するにあたって法人顧客から事前に保証金をとっており、破産で返金に問題が生じる可能性が高く、欧州を中心とした銀行からの融資も焦げ付きかねない状態です。 

 

チャージ式のプリペイドカードの破綻のようなもの

ややこしい報道が多い上に、日本ではワイヤーカードがサービスされていませんので、ほとんどの人がピンとこないと思います。

ワイヤーカードとは、スイカやEdy、ナナコ、○○ペイなどチャージ式のプリペイド式カードと考えれば良いでしょう。そしてそのチャージした金額が戻ってこない状態と似ています。今の日本の法律では、顧客からチャージされた50%以上の資産を持っておくことが条件とされ、その信用でなりなっています。 それがある日突然、資産はありませんでしたと不正会計が発覚したようなものです。

 

金融知識が必須の社会に

日本でも様々な決済事業者がサービスを提供しています。そして巨額がお金が動くところに、ソフトバンクグループのようなファンド会社が入り計算上の利益を抜いていく場合があります 資本社会では基本的に合法的なものですが、常に利益を上げ続けていく前提が必要ですし、外国企業に利益だけ抜かれてしまうケースも多くあります。 私達も金融知識を少しづつ身につけて、国や顧客に最適な方法で発展していくようにチェックしていきましょう。

 

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高橋 ひろし https://deepcoresystem7.com/lp/