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日本人にとって学歴が「不要なモノ1位」

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おはようございます。高橋ひろしです。

 

日本リサーチセンターが運営するサイバーパネルというアンケートシステムで、「必要ないと思うもの」の1位が「学歴」だったとネットで話題になっています。この調査は今年4月に「車/生命保険/テレビ(本体)/テレビ放送/本(紙媒体)/学歴/現金/パソコン/資格/マイホーム/メール」の11項目から複数回答で募ったのので、10932名からの回答をまとめたものです。

 

前提条件や環境をきちんと精査

ここ数日ネットニュースなどもでも取り上げられていますが、「どこがどんな調査」をしたのかはほとんど書かれていません。選択肢である11項目を見ても、少し恣意的な回答を求めていると思う人がおかしくありません。こうした前提条件や環境をきちんと精査し、その上で、考えていかないと、偏った情報だけを信じてしまいます。

 

情報は鵜呑みにしやすい

必要ないと思うものの1位は「学歴」(28.6%)、次いで「資格」(22.2%)、「車」(20.7%)と続き、ネットでは「学歴社会は終わった」「時代は変わった」など書かれていますが、全体で最も回答率が高かったのは「この中では必要ないと思うものはない」(32.6%)です。これは日本リサーチセンターがすべて公開している話であり、ちょっと調べればすぐにわかります。情報は鵜呑みにしやすいので、十分に気をつけてください。

 

「何を学んで何をしたいのか」より「出身校」?

さて学歴ですが、日本の多くの企業ではまだまだモノを言うのが現実でしょう。例えば高卒の若手社員と東大卒の新入社員がいたらどちらが幹部候補か?と聞かれると実績のない新入社員だと思いこむ風潮があります。なにより「何を学んで何をしたいのか」より「出身校」を重視する風潮なのです。

 

仕事の専門性を身につけるために学歴

多くの国では、仕事の専門性を身につけるために学歴を身に付けます。マーケティング担当者として仕事をしたければマーケティングの単位を取り、プログラマーとして仕事をしたければプログラミングの単位をとります。 日本ではこうした意識が学生側にも企業側にも薄いので、結果的に「不要なモノ1位」となってしまうのでしょう。

 

大学のゼミ全員がチームとしての就職活動

また日本と諸外国で大きく違うのは、大学のゼミそのものがチームとしての就職活動になり得る点です。たとえば、大学のゼミで何かを研究したり勉強している場合、企業がそのゼミのメンバー全員に「うちに就職しないか?」と声をかけてきます。 これは専門知識を身に着けていることはもちろんですが、ゼミであればメンバー同士に信用感が出来上がっているだろうと考えているからです。 

社会に出て時間とコストがかかる事として、信用を得ることがあげられます。 就職した人同士、働く人同士、そしてなにより個人と会社との信用。こうしたコストを一気に解消する意味でも、一緒に学んでいる人たち全員に就職の声をかけるのです。

 

自分の知識と人脈が力になる時代

何を学んでいるか、そして、その時にどれだけ信用できる人脈をつくっていたのか。こうした視点で見ると、確かに学歴は不要なモノとも言えますが、今回の結果はそのような意識で出た回答ばかりではないと思います。 それでも、これからは学歴そのものではなく、自分の知識と人脈が力になる時代になるのは間違いないでしょう。

 

 

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高橋 ひろし https://deepcoresystem7.com/lp/