儲かる情報

48年以上、月にいけない理由

f:id:dschiroshi:20200527194115j:plain


おはようございます。高橋ひろしです。

 

日本時間29日午前5時33分の先程、アメリカで宇宙船の有人飛行が9年ぶりに行われる予定でした(17分前に悪天候のため31日に延期されました)。今回は国際宇宙ステーションに飛行士を運ぶ有人テスト飛行ですが、次の本番では日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも乗り込むことになっています。

 

人が月に行ったのは48年前が最後

1969年にはアームストロング氏が月に降り立りましたが、月面に人類が降り立ったのは1972年が最後です。この48年間、コンピュータも劇的に進化をしているにも関わらず、月へ行くことさえ困難になってしまいました。政治的な予算の都合もありますが、もっと大事な事は、一旦計画が終了してしまったために、技術が伝承されなかったのです。

 

今のNASAは宇宙服も作れない

アメリカは2011年までスペースシャトルを飛ばしていて、現在はロシアのソユーズ宇宙船で宇宙へ行っていますが、なんと宇宙服は40年以上前のものを修理して使っています。これは、宇宙服をつくる技術者がいなくなったためです(断熱材の縫い付けができない)。 同じ理由で、月にまで実際に飛行させることができる宇宙船をつくれる技術者がいなくなっているのです。

 

一度取得した技術でも簡単に失う

いくらコンピューターが進化して、シュミレーションができるようになっても、最終的にモノを作るのは人間です。一度取得した技術でも、立ち止まってしまえば、その技術はストップどころか、失われてしまいます。

 

先へ進もうとする民間企業

その反面、先に進もうとする民間企業もたくさんあります。9年ぶりとなるアメリカの宇宙船は、民間ベンチャー企業のスペースXが開発したものです。今までのスペースシャトルは操縦席に約3000のスイッチがありましたが、新しい宇宙殿「クルードラゴン」はタッチパネル形式。国際宇宙ステーションへのドッキングもオートで行えるようになりました。宇宙船の他、宇宙服も新たに開発し、今回の飛行で使用します。

 

月でもスマホが使えてアマゾンが配達?

その他の民間企業でも、アマゾンのCEOであるジェフ・ベゾス氏も航空宇宙企業「ブルーオリジン」を設立し、太陽光発電を月に備えて人の往来はもちろん、クリック一人で月へ商品を届ける計画です。さらにボーダーフォンとノキアは、月でもスマホが使えるように4Gネットワークを構築する予定です。

こうしたことを追い求める民間企業は、今のビジネスで得た利益で次々と新しい技術に挑戦しているのです。

 

48年間で進歩したデータ通信と失われた技術

インターネットを含めたデータ通信は宇宙でも高速通信が実現しています。例えば国際宇宙ステーションは常時300Mbpsで繋がっていますし、月の裏側までカバーする通信衛星は中国が打ち上げていて30Mbpsで通信可能です。こうした技術は48年前では想像もできなかった事でしょう。しかし、同時に48年間もの間に人類が月へいくだけの技術が失われてしまったことも事実です。

 

継続は力

最先端の技術だけではなく、伝統工芸もビジネスも、一旦立ち止まった期間が長いと、それまでの技術が失われてしまうものです。 何事も継続は力なりです。

 

 

完全無料のLINE@で不労所得システム&極秘情報等 配信中!

高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm