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親から独立できない大学生

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おはようございます。高橋ひろしです。

 

政府は、アルバイトなどが無くなり、経済的に困窮した大学生らに10万~20万円の支援策を閣議決定しました対象者は約43万人と想定されていますが、奨学金受給者は対象外となり、奨学金とアルバイトで学費と生活費を捻出している学生などは、かなり困っていることでしょう。 学生生活調査でも、半数の人が何からの奨学金制度を利用しています。

 

4月から高等教育の修学支援新制度スタート

今年の4月から、「高等教育の修学支援新制度」がスタートしています。専門家会議では大学無償化などとも呼ばれマスコミでもそう報道されていたのもです。無償化と言われましたが、意欲ある学生が経済的理由で進学をあきらめてしまうことがないよう、学費や生活費を支援する制度ですので、世帯年収や学習意欲などの条件があり、前年の7月に必要書類を提出しないといけないものです。

セーフティーネットの一種ですから、非課税世帯(約270万)の場合で学生が一人暮らしする場合、国公立は年間133万、私立の場合は160万の給付、世帯収入約300万の場合は2/3、世帯収入約380万の場合は1/3が給付されます。 給付ですので、返済の必要はありません。参考までに高校の場合、世帯収入約590万円以下の場合に年間約39万円、990万円以下の場合は年間約12万円が支給されます。

専門家会議のときは、自民党案で出世払い方式案も話題にのぼり、無利子で貸与し卒業後毎月課税所得の9%で返還するという案でした。こちらは会議で却下されました。

 

親を依存する前提

子供の学費及び生活費すべてをまかなえるだけの経済力を持った親が激減していることも問題ですし、それに依存して大学生活が成り立つ風潮があるため、日本では社会人入学が非常に少ないのです。学費が無料で生活費だけでよければ、親も学生自身も、そしてなにより一度社会に出てから再び大学に入る選択肢もとりやすくなります。今年から始まった修学支援新制度も、結局は親に依存しており、学生自身には依存していません。

 

大学生を独立した人と見ていない

ポイントは、大学生をそもそも親から独立した人としてみなしているかどうか。そして大学生自身にその認識があるかないかです。

 

大学生自身が親から独立している意識があれば、親からの学費や生活費の支援がある・無いに関わらず、自分自身の人生や生活をもっと真剣に考えるでしょう。そこを悩み、知識を得て実践し、教授に相談する自由時間なのです。高校の延長として大学へ行き、その延長で就職をして一生を過ごす。私から見ると、非常にもったいない過ごし方をしている人が多い印象です。

 

大学生を独立した人として接する大切さ

大学時代に親から経済的にサポートしてもたうのは問題ないどころか、親として子供が十分に大学生活を送れる程度はサポートしたいところです。それとは別に、一人の人格として、そして考え方として大学生は独立した人として接すれば世の中が変わります。大学生がそう見れる世の中になれば、自動的に高校生にも波及し、大学に進学しない人も自分の人生や収入を考えながら高校時代を過ごし、多様な人生がおくれます。


いずれ大学生になるお子様のいる方、学生さん自身、そして日本で暮らすすべての人(特に政治家!)が、大学生を親から独立した人として接すれば、日本がもっともっと発展していくでしょう。

 

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高橋 ひろし https://line.me/ti/p/@584zlqhm